2019年 10月 の投稿一覧

元・寿司職人による御寿司

なんだか、遠い昔の話のようだけど、御寿司職人という世界に生きていたときがある。

僕なんかは全然、高級店とかではなく、下町の出前中心の昔ながらの町の御寿司屋さんに住み込みからスタートして、庶民的な御寿司をやっていた。

でも、セントラルキッチンで仕込まれたネタではなく、東京築地市場から来た魚介類をお店で仕込んで提供していた。卵焼きやアナゴの煮付け、コハダの酢締めなんかも覚えたなぁ。

その後も料理業界に少しいたけど、御料理っていうのはけっこう自由なものなんだなというのが感想。美味しい食材なら、塩だけで美味しかったりもする。

複雑な料理をありがたがったりする人もいるけど、そういうのはその場に何が求められているかだと思うんだよね。簡単な料理は手抜きなんだろうか、違うよな。

僕も、何か凄い技術とかじゃなきゃいけないと思っていたこともあるけど、そこにいる人とどういう時間を過ごすのか、それで料理は決めればいいと思う。

そういう御寿司をお客様といっしょに楽しんで作る。それが楽屋における御寿司です。いままでのアドベンチャーの僕なりの答えです。

いっしょに気楽に作って、食べましょう。

台風のときの河

今回の台風19号は本当にすごかった。とくに雨が。
普段流れているんだかわからん、民宿前の河が台増水。

自然の力のすごさを見せ付けられる。
自然に感謝しつつ、自然とうまく折り合いをつけていくようにしたい。

それと、
いつもの日常の尊さを改めて認識する。
生きることは、なんとなくではないことを認識する。

感謝して、一生懸命に毎日を生きよう。

庭の開拓

庭の開拓

 

長い時間、自然のままに放っておかれたお庭を回復するのは、けっこうな作業である。その大敵は、やはり雑草。

その根の密度のすごいこと。指くらいの太さの根が縦横無尽に張り巡らされている。以前に、何もせずに苗を植えたことがあるが、すぐに雑草に飲まれてしまった。

この根をクワで掘り起こして取り去って、はじめて植物を植えることができるのだ。写真にあるようなたった少しだけの範囲の根を除去しただけで、一輪車三杯分の根っこ!!!

今着手した場所が一番雑草の激しいところとはわかっているが、このけっこう広い庭を全部開拓すると思うとけっこうスゲーなと思ってしまう。でもね、ベニシアさんみたいな美しいハーブガーデンは僕のドリーム、アドベンチャーの末にたどり着くべき目標のひとつなのである。

レタスの定植

レタスの定植

9月は夏から秋に大きく季節が変わる時期。暑さも幾分か和らいできて、生き物たちの過ごしやすい環境になり、植物たちも生命力を取り戻す時期。

そのタイミングで、暑い時期から大切に育ててきた苗を畑に植える。その定植作業も植物によって少し違ってくる。

アブラナ科の白菜やケールやキャベツなどは虫に食べられやすい。だから防虫ネットをする。キャベツやブロッコリーなどは9月の20日辺りからネットなしでも大丈夫な場合もあるが、そこは気候をよく見ながら、そして、手間を調整しながら(防虫ネットをする手間を削減するか、虫に食べられるリスクを削減するか、、、)、作業の選別をするのが農家の腕と経験。どっちを選ぶかがアドベンチャーである。

キク科のレタスはその点は農家には嬉しい。虫に強いのだ。防虫ネットなどの被覆材なしでも大丈夫。暑さにはそんなに強くないので、真夏の育苗はちょっと気を使うが定植まで持ち込めばこっちのものである。

その苗をお客様と植える。5センチくらいかな。そのくらいの小さな植物を点々と等間隔で植える。これがいつの間にか大きな野菜に育つと思うと、いつもすごいなぁと自然の摂理の不思議さを感じる。

そして、苗をいっしょに植えてくれた人に、育ったお野菜を食べてもらう楽しみも増える。