農業

種まき機のブラシが外れてた。

種まき機のブラシが外れてた。

 

種まき機は凄い便利。一気に短時間で、少労力で沢山の作業ができる。その分、使い方を間違ったり、勘違いしたまま使うと、一気に沢山の間違いを広げてしまう。まぁ、テクノロジーというのはそういうものだもんね。

今回は、種まき機内部のブラシをセットし忘れていたということ。うーん、文章だけで説明するのはちょっと難しいかな。
種まき機の内部は、タネをストックしておくボックスがあって、それの底にロールが回るようになっている。ロールに穴が開いていて、そこに種がひとつひとつスポッと入って、ロールがひとつひとつタネを運んでくれるという仕組みだ。
それで、タネをひとつひとつ地面に播いていくことができる。

その種がロールに入るときに、沢山穴に入ってしまわないように、穴に入った後ブラシの下をくぐる。そうすると、穴に入った種以外はブラシが落としてくれるということだ。

そのブラシをしていないとどうなるか。もちろんタネは無制限にロールの上を運ばれていく。すると、写真にあるようにめっちゃ芽が出る。早く気が付いてよかった・笑。全部播き終わって気が付いたら目も当てられなかったな。

でも、ちゃんと、タネの減り具合とか見ていたらわかるのだ。作業全体に心を広げておくことも大切。集中力と全体を感じる力、どんなアドベンチャーにおいても必要なことだと思うな。

さて、沢山播いちゃった株の種は間引きをするか、もしくはスプラウト的に育てていただくかなぁ。。。

 

防虫ネット

防虫ネット

 

畑の横を通りがかったときに誰しもみたことがあると思う。東京の人は見たことない人もいるかな。トンネルみたいな形のやつだね。

トンネルにはネットが張ってあったり、ビニールが張ってあったりすると思うけど、今回の話はネットの方だ。これは無農薬で農業をする上で非常に大切なものになってくる。

無農薬栽培だと、作物を食べようとする虫が寄ってくる。植物の種類、つまりは何科(ナス科とかアブラナ科)の植物によって虫が好きなものとかあるんだけどね。とくにアブラナ科がやばい。もう、虫さん超大好き。

あと、季節とかもある。地域にもよるけど、大体春にタネを播いて夏くらいに収穫と、秋に播いて冬に収穫という、年2回サイクルが大きな枠だ。春に用意して一年くらいかけて育つ作物もあるけど(里芋とかね)。

虫が全盛期なのはもちろん暖かい時期。春まきの作物の葉物だとネットをしていても食べられちゃうこともある。夏や秋にタネをまくものは10月くらいまでは虫が活発だからネットで守ってやらないといけない。

僕も良く知らんで、葉物をネットをせずに作ったことがあったけど、まぁ、虫にエサを上げただけという形になってしまった・笑。

あと、忘れていけないのは網目の細かさ。それによって防除できる虫の種類が違うんだ。一ミリではちょっと駄目な虫もいる。0.6ミリなら大抵は大丈夫とかある。

農業する前は、畑はただ単に「畑」というもので、みんな一緒に見えていたけど、今は畑をみると、それぞれのシステム、使われている技術、作物の内容などなど色々なものが見えて凄く面白い。そこにそれを運営している人の思想が反映されている。畑見学はかなりアドベンチャーだ。

今度、ネットの張ってある畑を見たら、その中で何を作っているのか。いつ収穫するのかなど、想像力を広げてみてほしい。そこに自分の食べる食物、それが自分のところに来るまでの経過、そういうものが繋がっていくと、世界はより現実の手ごたえをもてくるんだと思う。

あと、ただのネットに見えてもけっこうお値段もするのよ!!

作業椅子車

作業椅子車

 

畑ではしゃがんだ姿勢での作業が多い。つまり、身体の一部だけに負担をかけることが多い。とくに腰ね。

腰にきたら、イチローストレッチがいいね。本当に効く。知らない人は検索するとすぐにでてくる。でもまぁ、作業自体、負担を分散させていったほうがいいわけだ。一部に負担がかかる前に。

とくに、苗を植えるシーズンに同じ姿勢でやる作業が多い。少しずつしか動かないからね。そういうときに、写真のような椅子車を使うといい。

まったく、負担がかからないということではない。負担を分散させることができるということだ。畝の片側を椅子車を使って、苗を植える。そして反対側は普通にしゃがんで植える。これだけで、微妙に使う腰の部分が違うわけだ。これって実は非常に大切。

畑作業をしていて、自分の身体に意識を向けていると面白い。季節や時間帯、湿度によって体の調子は変わるし、こういう風に使う部位に気を向けているだけで、随分と違う。

例えば足の小指なんて意識しているだろうか。足の裏とか意識しているだろうか。農作業は平気で一時間とか二時間とかやる。その間に、自分の身体と対話できる。自分の内面とも対話できる。自分探求のアドベンチャーなのだ。

そうしていると、自分の身体のどこの部位にどれだけ負荷がかかっているか、身体が壊れる前にわかる。そうすると、こういう椅子車なんか使ってみようと思うわけだ。

それに、なんかこれ、おもちゃみたいで可愛いよね。

草削り棒

草削り棒

無農薬で畑をやっていると、草との向き合い方がとても重要になってくる。

草取りはタイミングによって、作業負担が本当に千倍くらい違ったりする。

耕運機や刈り払い機を使った方法は効率的で一気にできる。でも、細かいところは残っちゃったりして、草によっては借り倒したものを放置しておくと、そこから芽がでちゃうことがある。

なので、雑草の生育過程、畑のどの部分をやるかなどで、対処法が違ってくる。

例えば、ビニールマルチをやった畑での通路。通路を耕運機で浅く耕す。雑草がお米粒くらいのときにサッと通ると簡単に草を押さえることができる。
でも、マルチのギリギリの際はできない。無理にやるとせっかく張ったビニールマルチを巻き込んで剥がしてしまうからだ。

そういうときは手作業でやるしかない。クワで表面を削るのがスタンダードだったのかな。でも、クワは結構重いし、どうしても土を移動してしまう。でこぼこになっちゃい易いのだ。

そこで、優れものがこの草削り機。商品名は「けずったろう」・笑。リングになっているからそこから土が逃げて、土を移動しないで済む。そして、写真でもわかるように軽い。

草が小さいうちに、これでマルチの際をダーーーーッと小走りしながら除草できる。まぁ、農家の畝なので、30とか40メートルあり、畑全体となるとけっこうな距離になるのだが、ははは。

いや、でもこれね。草がメッチャ茂ってからだと、そのけっこうな距離を草むしりしながら、ジリジリと進むわけで、かなり大変。そう考えると、草が若干見え始めたところでダーーーーーとやった方がいいわけです。

いくぞー、アドベンチャー!いち、にい、さん、ダァーーーーーーーっとやると楽しい。

畑の設計の具現化

畑の設計の具現化

作付け計画というものがある。どんな野菜をどれくらい、どこに作るかということだ。建物を建てることにたとえるなら、設計図面といったところかな。
でも、図面だけじゃ建物は立たない。実際に測量したりして、どこに何を設置するかを計って、実際に物理的にものを動かしていく必要がある。
畑でも、まずはトラクターで更地にして、畝(うね)を決めて、種を播いたり、苗を植える場所を作っていく必要がある。

畝を立てる場合と、トラクターできれいにした真っ平らな畑に直接種をまく場合がある。どちらを選ぶかは耕作者のやり方や、そこの土による。

紐をまっすぐに引いてそれに沿って、種まき播き機を走らせる。間隔でまっすぐ進もうとしても中々真っ直ぐにはいかないんだよな。長い期間使う畑なので、えーいとやってしまう僕も紐を使ってまっすぐにする。気持ちがいい。

今年は畝たてもやってみた。その場合は耕運機で畝を立てるのだけど(手でやってもいいがかなりキツイことになるだろう)、紐に沿って耕運機を走らせても上手くいかない。耕運機の躯体が当ってしまって、紐がブレてしまって上手くいかないのだ。

そこで、考えてた。耕運機に決まった長さの棒をつけて、となりの畝との距離を一定にすれば、いいのではないか。そうすれば、始めの畝がまっすぐならば、同じ距離を走るのだから、そのとなりの畝もまっすぐになる。やってみたら大成功!

畝を立てると、水はけが良くなるし、大雨のときに水没しない。ちょっとの段差だけど、太陽光の当る面積が増えるから地温も上がりやすい。こういう少しの差が大きな違いを生むんだよね。

生き物のお世話は正解はない。そのときにできる自分の精一杯を適切な配分でやることが正解といえば正解。あまり手をかけすぎても、他の作業ができなくなったら全体として成り立たなくなるし。全体のバランスが大切なのかな。

昔から色々なところでいわれている、中道を行くということか。何かを際立たせるために、ところどころ敢えて尖がったことをやるのはいいと思う。でも、それは全体をまとめるためのことと認識できることじゃないとね。そうすれば、バランスと尖がったところが矛盾なくできるね。

それができれば、極端と中道を両方駆使できる、緩急のある楽しいアドベンチャーライフが送れるな。

 

種まき後の豪雨

種まき後の豪雨

台風の季節は冬野菜の種まきであったり、苗の定植の時期であったりもする。

肥料を畑に入れて、耕運し、畑の準備を行い。満を持して種を播く。

耕運したことにより、畑の土はふかふかである。

「おお、良い土だなぁ」と思いながら、種まき機をころがす。
気分はルンルンである。

あと、もう少しで、播き終わるかなというときに、暗雲立ち込めていた空がさらに暗くなり、にわかに風が強くなる。

天気予報をみると、少しの時間雨が降る予定だったのだ。
種を播いて、いい具合に地面が湿って、いいぞいいぞという感じであったのだ。

案の定降り始めた。
よしよし。

すると瞬く間に雨脚は強まり、もう、豪雨、ごおおおおううううう!

一瞬にして畑は川。
いやマジで。

僕は軽トラの中から川をみていました。畑じゃないっす。あれは川です。

ふかふかにした地面は面白いように流れ。
種を播いた溝は川の本流となっています。

さて、次の日は思いっきり晴れていました。
畑に来て見ると、写真のようにヒビわれ。
地面はガチガチ。

つまり、畑の土の空気は雨に叩きつけられて押し出され、
陶芸のために練った土のようになってしまったわけです。
もちろん、種は芽吹けません。
若干出たものがあっても、生育はだめでしょう。
ある程度育ってからであれば、なんとかなりますが、
種まき直後の超ふかふかの10分後にやられたら、もうアウチです。

やれやれ、ルンルン気分で播いた種は全て、播きなおし。
おっと、その前に、トラクターで耕運しなおし。
自然の力、やべー。

教訓、
雨雲レーダーは見てから種まきをしよう。
畑の畝は立てよう。種まき溝が川にならないように。(まぁ今回のようなケースは無駄だったと思うけど)

いや、マジでアドベンチャーな豪雨だったなぁ。
ゲリラ豪雨が年々やばくなっている気がする。
小学生のころ、大雨だとなんか学校休みかなとドキドキしたような気持ちを思い出しつつ、現実の災害は甘くないという苦い心もありつつ。そんな畑事件の日でした。

種まき機

種まき機

種まき機というものがある。友人の一人が「これを発明した人にノーベル賞を贈るべきだと思う、まじで」と言っていた。

種まきという行為は、人が行うと、
・種を播く溝をつくる
・種を播く
・覆土をする
・土を鎮圧する
という4工程が必要になってくる。
つまり、畑のその場所を4往復は少なくともしなければ、ならない。

しかし、この機械はその全てを一往復で終わらせてしまうのだ。
僕も農業をやるまでしらなかった。楽屋にくるお客様で農業体験する方もほとんどしらない。
手動だし、見た目は子供のおもちゃのように見える、しかし、すごいのだ。

家庭菜園規模で必要かどうかは意見が分かれるところだろう。外見とは裏腹に値段も高い。でも、機能性は折り紙つきだ。

こういうものを作ってしまう人間の探究心に脱帽してしまう。そうやって文明は進化していったんだろうなと思う。

知的アドベンチャーだ。種まき機を使うときに、いつもこういうものを作った人間の情熱に感動しつつ使っている。自分もそうありたい。知的探究心と実行。

くわ

くわ

農作業の道具といえば、思いつく筆頭はカマかクワでありましょう。今回も防虫ネットの土かけにクワを使ったのですが、凄いよクワ。

まず、この手動道具の素晴しいところは多少の雨でもできちゃうところですな。耕運機は回転刃が土を巻き上げて耕すから、水分が多いときは土を捏ねるような形になり、跳ね上げることはできなくなる。クワは土を削って移動するだけだから、湿っていてもできちゃうのです。

あと、多彩な角度。土の状態によって角を使ったり、一直線の部分を使ったり、深く掘ったり、表面だけさらったり。色々とできる。スゲー。料理における包丁とかと同じだね。使い方なんだよね。

でもまぁ、現代農業において広面積をやる場合はクワだけでは難しいけど。

でも、農作業を単なる農作物作りの作業と捉えるのではなく、身体性を伸ばす場所だと捉えるのならば、クワの使い方を色々と試すことは、かなりの喜びを生むことは確かである。

農作業というアドベンチャーにおける、魔法の杖、勇者の剣なのである。クワ。クワの使い方教室とかやっても面白いかもね。無限大だからね。

防草シート車に絡まる

防草シート絡まる。

自給生活は様々なものを自分で作る。今日は波トタンを運んでいた。農業グループの会議が今夜はある。早くトタンを下ろして、余裕をもって行動したい。

目的の場所に行くところで、突然「ガッ」と音がして車が止まる。おかしい。車の前には何もない。ん、、、よく見ると防草シートが車の下に見える。まさかね、、、。思って一端バックして、また前進「ガッ」となり止まる。

もしやーーー、と車の下に手を突っ込んで探ってみると、防草シートが車のシャフトに絡まっているのだ。そう、エンジンの回転を車輪に伝えるあのシャフトですよ。まじかーーーー。

手を突っ込み、少しずつ解いていく。マフラーに手があったりして、アツい!となったりする。周囲が段々暗くなる。

たしかに、防草シートがあるなぁと思いつつも、乗り越えちゃえ~~~と気軽に強引にいきました。すみません。もうしません。怠惰が招いた意味のないアドベンチャー。落ち着いてゆっくりと解いて何とか脱出。

焼けたマフラーについて焦げた防草シートの臭いを感じつつ、面倒くさがるとより面倒くさいことになるので、面倒くさがらないこと!と思ったのでした。皆さんも、軽トラでビラビラしたものを乗り越えてはいけませんよ~。

液肥

液肥

読んで字のごとく、液体の肥料である。肥料には実に様々な種類があり、液肥も液体の肥料であるということであり、沢山の種類がある。

僕が使わせてもらっている液肥は、京大卒の非常に頭の良い農家仲間先輩が作ってくれたもので、その運営組織もつくり、かの有名なap bankから出資を受けて作ったという非常にありがたいバイオプラントのものである。しかも、その原料は給食の残渣であり、普通はゴミとなるものを液肥にしてしまうという、これまた非常にありがたいものなのである。

そして、そのクオリティは激しく良く、それだけでアドベンチャー度がかなり高いのだ。僕は以前に料理業界にいて、発酵というものに興味が出て、ちょっと色々と自分で発酵を試してみたことがある。なので、全くなにもしたこともない人よりは発酵度合いがわかる気がする。発酵にも色々と種類があるのだ。

嫌気性発酵、好気性発酵の違いから始まり、菌による違いもあるし、発酵も促進すれば良いというものでもないし。腐敗と発酵も人間の立場から勝手にわけているだけで、菌の活動としてはいっしょだし。まぁ、色々とあるのだが。

ともかく、この液肥は良い感じなのである。菌はある菌が安定していると、他の菌はあまり繁殖できない。つまり、この液肥の良い菌がまかれると良い感じの菌バランスがそこには生まれるということである。

ここだけの話だが、非常になんか良い感じの発酵なので、目にモノモライができたときに、この液肥を塗ってみた。そしたら、治った。というかそれが自然治癒によるものだとしても、少なくとも化膿はしなかった。うーん、今考えたら非常に危険な賭けを意味なくやったわけだが、そのアドベンチャーに値するくらい良い発酵度合いだと私は思います。良い子は真似しないように。

もちろん、作物への効果もいいです。